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男鹿市議会
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2009-06-12
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06月12日-01号
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男鹿市議会 2009-06-12
06月12日-01号
取得元:
男鹿市議会公式サイト
最終取得日: 2021-07-27
平成21年 6月
定例会議事日程
第1号 平成21年6月12日(金) 第1 会期の決定 第2
会議録署名議員
の指名 第3 永年勤続者の
表彰状伝達
全国市議会議長会
(
市議会議員
10年以上)
吉田清孝
君 古仲清紀君
柳楽芳雄
君
船木正博
君
中田俊雄
君 第4
議案上程
(議案第54号から第69号まで及び報告第2号から第6号まで)
提案理由
の説明(
市長)---------------------------------------
本日の会議に付した事件
議事日程
に同じ
---------------------------------------出席議員
(23人) 1番
中田敏彦
2番
吉田清孝
4番 古仲清紀 5番
柳楽芳雄
6番
三浦一郎
7番
船木正博
8番
中田謙三
9番
佐藤巳次郎
10番
吉田直儀
11番
畠山富勝
12番
越後貞勝
13番
三浦桂寿
14番
木元利明
15番
船木金光
16番
安田健次郎
17番
笹川圭光
18番
船橋金弘
19番
中田俊雄
20番
大森勝美
21番
佐藤美子
22番
杉本博治
23番 高桑國三 24番 船木
茂---------------------------------------欠席議員
(1人) 3番
三浦利通---------------------------------------議会事務局職員出席者
事務局長
小玉一克 副
事務局長
目黒重光
局長補佐
木元義博
主査
畠山隆之
主任
武田健一---------------------------------------説明
のため出席した者 市長
渡部幸男
副市長
伊藤正孝
企画政策課長
下間秀春
総務課長
湊 正人
財政課長
山本春司
税務課長
三浦喜光
市民生活課長
加藤 透
環境防災課長
戸部秀悦
子育て支援課長
鈴木 剛
福祉事務所長
佐藤誠一
農林水産課長
伊藤 敦
観光商工課長
笹渕 純
建設課長
三浦源蔵
下水道課長
浅野光男
若美総合支所長
加藤謙一
会計課長
加藤久夫
監査事務局長
加藤公洋
農委事務局長
高橋郁雄
学校教育課長
浅井繁樹 生涯
学習課長
三浦 進
スポーツ振興課長
伊藤岩男
病院事務局長
武田英昭
企業局管理課長
豊沢 正
選管事務局長
(
総務課長併任
) 午前10時01分 開会 ○議長(船木茂君) おはようございます。これより平成21年6月定例会を開会いたします。
三浦利通
君から欠席の届け出があります。 諸般の報告は朗読を省略いたします。 ただちに本日の会議を開きます。本日の議事は、
議事日程
第1号をもって進めます。
---------------------------------------
△日程第1 会期の決定 ○議長(船木茂君) 日程第1、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。本定例会の会期は、本日から6月26日までの15日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と言う者あり) ○議長(船木茂君) ご異議なしと認めます。 よって、会期は15日間と決定いたしました。
---------------------------------------
△日程第2
会議録署名議員
の指名 ○議長(船木茂君) 日程第2、
会議録署名議員
の指名を行います。 20番
大森勝美
君、21番
佐藤美子
さんを指名いたします。
---------------------------------------
△日程第3 永年勤続者の
表彰状伝達
○議長(船木茂君) 日程第3、永年勤続者の表彰状の伝達を行います。 先般開催されました第85回
全国市議会議長会定期総会
において、
吉田清孝
君、古仲清紀君、
柳楽芳雄
君、
船木正博
君、
中田俊雄
君が
議員在職
10年以上の永年勤続者として表彰されております。 これより伝達を行いますので演壇の前にお進みください。 暫時休憩いたします。 午前10時03分
休憩---------------------------------------
午前10時06分 再開 ○議長(船木茂君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
---------------------------------------
△日程第4 議案第54号から第69号まで及び報告第2号から第6号までを
一括上程
○議長(船木茂君) 日程第4、議案第54号から第69号まで及び報告第2号から第6号までを一括して議題といたします。 職員に議案を朗読させます。
--------------------------------------- [職員朗読
] 議案第54号 平成21年度男鹿市
国民健康保険特別会計補正予算
(第1号)の専決処分について 議案第55号 男鹿市
監査委員条例
の一部を改正する条例について 議案第56号 男鹿市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び
費用弁償等
に関する条例等の一部を改正する条例について 議案第57号 男鹿市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について 議案第58号 男鹿市教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例について 議案第59号 男鹿市
国民健康保険条例
の一部を改正する条例について 議案第60号 男鹿市
商工業振興促進条例
の一部を改正する条例について 議案第61号 男鹿市
水道事業
、
ガス事業
及び
簡易ガス事業
の設置等に関する条例の一部を改正する条例について 議案第62号 字の区域の設置について 議案第63号 新船川
保育園建築工事請負契約
の締結について 議案第64号 財産の取得について 議案第65号 平成21年度男鹿市
一般会計補正予算
(第3号)について 議案第66号 平成21年度男鹿市
国民健康保険特別会計補正予算
(第2号)について 議案第67号 平成21年度男鹿市
老人保健特別会計補正予算
(第1号)について 議案第68号 平成21年度
男鹿みな
と
市民病院事業会計補正予算
(第1号)について 議案第69号 平成21年度男鹿市
上水道事業会計補正予算
(第1号)について 報告第2号 平成20年度男鹿市
一般会計繰越明許費繰越計算書
について 報告第3号 平成20年度男鹿市
下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書
について 報告第4号 平成20年度男鹿市
土地開発公社
の決算について 報告第5号 平成20年度
株式会社
おが
地域振興公社
の決算について 報告第6号 平成21年度
株式会社
おが
地域振興公社
の
事業計画
について
---------------------------------------
○議長(船木茂君)
提案理由
の説明を求めます。
渡部市長
[市長
渡部幸男
君 登壇] ◎市長(
渡部幸男
君) おはようございます。 本日、平成21年6月定例会を招集し、諸議案のご審議をお願いするものでありますが、先ほど
全国市議会議長会
から
議員在職
10年以上の永年
勤続表彰
として、
吉田清孝議員
、古
仲清紀議員
、
柳楽芳雄議員
、
船木正博議員
、
中田俊雄議員
が、栄えある表彰を受けられましたので、
一言お祝い
の言葉を申し上げます。 表彰を受けられました皆様には、長い間、
議会議員
として本市の発展にご尽力を賜りました。その輝かしいご功績に対しまして、深く敬意を表するものであります。どうぞ今後ともご慈愛くださいまして、市勢の進展に一層のご貢献を賜りますようお願い申し上げます。 さて、本定例会は、私にとりまして
市長就任
後初めての定例会でありますので、今後における
施政方針
の一端を申し述べ、
議員各位
並びに市民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。 私は、多くの先人のご努力により培われてきた男鹿市の歴史に深く敬意を表するとともに、今日、本市の抱える諸問題を解決し、日々変化する現代社会において、市勢のさらなる発展を図ることが私に与えられた最大の責務であると存じております。 市政の執行にあたりましては、常に市議会と密接な連携を保ち、誠心誠意取り組んでまいる決意でありますので、皆様からのご支援、ご協力をお願い申し上げます。 まず、私は
市政運営
の
基本方針
として、
市民本位
の開かれた市政を基本とし、
市民満足度
を高めるため、市民の皆様との対話を積極的に進め、
市民生活優先
のきめ細かな施策・事業を推進してまいりたいと存じます。 市政の運営にあたりましては、市民の皆様のご要望に沿えるように、行政も可能な限りこれにこたえていくことが重要であります。そのためには、行政が市民の皆様からのご意見やご要望を受ける窓口を一元化し、迅速に責任を持った対応をしていくことや、縦割の組織ではなく横軸の連携の強化により、
相乗効果
を上げていくことが必要であります。 横軸の連携は、単に市役所内や
男鹿市内
にとどまらず、
首都圏男鹿
の会などの組織や市内外の企業、市民の縁故者や知人など幅広いつながりを活用して「
男鹿応援団
」とも言うべき組織を形成し、
ふるさと納税
や市の特産品の
販路拡大
、
観光宣伝
などに結びつけていくことが重要と考えております。 また、私は、元気な男鹿をつくり次世代につないでいくため、
男鹿市役所
全職員が市民と一体となった
プロジェクトごと
の
チーム男鹿
を数多く結成したいと思っております。 男鹿市の活性化のためには、男鹿にあるものを最大限に活かすことが重要であり、良いものを探す・つくる・育てるといった努力が常に必要であります。 今、男鹿市では、雇用の場の減少、人口の流出、そして
少子高齢化
が最大の課題となっております。この解決のためには、民間の活動を行政が全面的にバックアップするシステムをつくり上げていくことが重要であります。そのためには、多くの方々から建設的なご意見をいただくなど、皆様の英知を結集し、これらの課題の解決につなげていきたいと考えております。 私は、さきの
市長選挙
において、公約として次の4つの施策を市民の皆様に訴えてまいりました。 第1点目は、
地場産業
を発展させ、新たな雇用の創出を図ることであります。 まず、
農林水産業
においては、
新規就業者
の受け皿となる法人等を育成・支援するとともに、
男鹿ブランド
を確立するための男鹿産
認定農水産物制度
を創設し、
全国各地
に
男鹿ブランド商品
の売り込みを図ります。さらに、米粉・
飼料米等
を取り入れた転作の推進により
耕作放棄地
の削減に取り組み、野菜や果物等の
複合経営
を推進します。 また、地産地消を推進するため、まずは食育の観点から、地元の食材を
学校給食
に取り入れるほか、市内の
公共施設
での活用を図るとともに、各
宿泊施設等
にも男鹿の食材の利用を促進してまいります。さらに、
子育て支援
の観点から、18歳未満の子供が3人以上いる世帯に「
子育て応援米
」として男鹿産あきたこまちを支給してまいりたいと存じます。 さらに、荒廃が進む森林の再生に向けて、間伐材を利用した
合板生産
に活用すべく間伐の促進を図り、環境に配慮した事業の推進に取り組んでまいります。 漁業においては、
県内最大
の漁場を有しながら漁獲量が低迷しており、資源の回復を図るため、
種苗放流
や養・増殖を推進いたします。また、
ハタハタシーズン
において、番屋を活用した漁師料理などの
イベント
を企画し、男鹿のハタハタの
全国ブランド化
を目指します。 観光の分野においては、観光に関する
モデルプラン
の構築や各
観光エリア
の定期的な
意見交換会
を開催します。また、農・林・漁業とリンクした
グリーンツーリズム等
について全国に情報を発信します。さらに、全国的な会合を誘致し、あわせて
男鹿日本海花火
や
日本海メロンマラソン
などの
イベント
を充実させることにより、
滞在型観光
の促進を図ります。 船川港及び港湾周辺については、市内外の企業と幅広く連携し、船川港の物流機能の強化を図るとともに、港湾と
JR男鹿
駅周辺を結んだ商業・
観光エリア
の形成や、
イベント
や
コンサート会場
としての活用に取り組み、活性化を図ってまいります。 これらの事業の相互連携により、
地場産業
の活性化と雇用の創出を図ってまいります。 第2点目は、健全な
自治体経営
を実現することであります。
自治体経営
においては、徹底した情報公開により透明性を確保するとともに、今年度「第二次男鹿市
行政改革大綱
」の策定にあたり、徹底した
行政改革
を行い、横軸の連携を重視した組織機構の見直しや適正な
定員管理
など、効率的な
行政運営
に努めます。あわせて、
経常経費
の徹底した節減による
経常収支比率
の改善や
市債残高
の縮減など
財政改革
に取り組み、安定した
財政運営
に努めてまいります。 また、
財政運営
の健全性と透明性を確保するため、
公営企業会計
や
特別会計
など市に関係する会計のすべてを連結した新地方公会計制度に基づく財務諸表を作成し、本年度中に公表する考えであります。 第3点目は、信頼される
男鹿みな
と
市民病院
をつくることであります。
男鹿みな
と
市民病院
の
経営健全化
のためには、市民の皆様から必要とされる病院に育てていただくことが不可欠であります。 このため、医師の充足や最新鋭の
医療機器
の導入を図り、
医療体制
の充実に努めてまいります。 また、
病院開設者
として毎月、経営に関する会議を開催するとともに、新たに有識者からなる
経営健全化計画評価委員会
を設置し、
医療現場
の声を取り入れた
経営改善
を着実に進めます。さらに、他の
医療機関
との連携を強化して
地域医療
・
緊急医療体制
を確立し、男鹿市の医療、保健、福祉、介護の拠点とします。 第4点目は、教育を男鹿の未来への投資と位置づけ、男鹿の特色ある
伝統文化
などの
教育振興
を図ることであります。 教育においては、さまざまなジャンルで活躍する講師を招き、
子供たち
が講演や講習などを通して世界を学ぶ機会をつくります。また、このたび、男鹿のなまはげがユネスコの
無形文化遺産リスト登録候補
となりました。改めて、なまはげの文化と心を学び、
子供たち
の郷土愛や道徳をはぐくむ授業を取り入れ、郷土への理解を深め、世界に男鹿のよさを発信する人材を育成してまいります。 私は、これら4つの施策を推進することにより、元気な男鹿をつくり、次の世代へつないでいくための基礎がためができるものと考えております。事業の実施にあたりましては、
現場主義
の徹底と
スピード感
を持って計画的かつ着実に実行し、成果は可能な限り数字で示してまいります。
議員各位
並びに市民の皆様には、ご理解とご協力を重ねてお願い申し上げます。 次に、市政に係る諸般の報告を申し上げます。 まず、
新型インフルエンザ
についてでありますが、昨日、県内で初の感染者が確認されたことを受け、本日8時30分、これまでの警戒部から「男鹿市
新型インフルエンザ災害対策本部
」に切りかえ、対応してまいります。 11日現在、
発熱相談センター
ヘの
電話相談
は46件、
男鹿みな
と
市民病院
の
発熱外来
を受診した方は40人で、いずれも新型の疑いはないと診断されております。 市民におかれましては、
感染拡大防止
に向け、外出の際は人込みを避け、手洗いや込み合った場所での
マスク着用
、うがいなどの徹底をお願いいたします。 なお、
北陽小学校
6年生の
修学旅行
は、11日から1泊2日の予定で宮城県の松島などを回る予定でしたが、松島で
新型インフルエンザ
の感染者が確認されたため、
修学旅行
の延期を決定いたしております。 次に、消防長の
資格要件
に関する
新聞報道
についてであります。 本市においては、合併以前から合併後の平成18年度まで、一部の期間を除き、
男鹿地区消防
一部
事務組合
からの派遣要請に基づき、消防長となる職員を派遣しておりました。
新聞報道
にありましたように、
資格要件
を満たさない職員を派遣していたことは誠に遺憾であり、今後このようなことのないよう、職員の指導を徹底してまいります。 次に、5月31日に出納閉鎖いたしました平成20年度の
一般会計決算
の概要についてであります。
歳入総額
は157億1千万円、
歳出総額
は154億7千万円となり、このうち
繰越明許費
に係る
繰越財源
を除いた
実質収支
では、2億円の
黒字決算
となっております。 また、平成20年度の
男鹿みな
と
市民病院事業会計決算
の概要は、当年度純損失が4億1千万円、不良債務については、
経営健全化計画
における見込額より2千629万円少ない2億3千201万円となっております。 なお、4月からは内科と泌尿器科の専門医を採用し、
診療体制
の充実を図り、患者数の増加に努めているところであります。 次に、農業の状況についてであります。 本年は、春先からの好天にも恵まれたことから、水稲、野菜、葉たばこ、果樹、花き等の春作業は順調に推移しているところであります。 また、
メロン等
の栽培に不可欠な
交配用ミツバチ
が全国的に不足している中、本市の
メロン農家
においては交配に必要な箱数を確保いたしておりますが、価格については昨年と比較し、大幅に高騰しております。本市の特産品であるメロンの再生産を確保し、
県内有数
の産地として維持・育成を図るため、国の「
地域活性化
・
経済危機対策臨時交付金
」を活用して
価格高騰分
に対し助成することとし、このたびの
補正予算
にその費用を計上いたしております。
生産調整
につきましては、
転作面積
が昨年より47ヘクタール増加し、1,675ヘクタールとなる見込みでありますが、大豆の作付や
米粉用米
への取り組みなどで
配分面積
の達成を図っており、
転作作物等
の
作付状況
の確認を6月15日から実施することにいたしております。 また、
主食用水稲作付面積
に応じて本市の農家に交付されます
水田フル活用推進交付金
7千923万円は、7月末に支払われることになっております。 次に、漁業の状況についてであります。 本年1月から4月までの漁獲量は、マダラやカレイ類を主体に964トン、
漁獲金額
は3億5千330万円で、昨年同期と比較し、漁獲量で81トン、8パーセントの減、
漁獲金額
でも1億1千896万円、25パーセントの減となっております。この要因としては、時化による
操業日数
の減少や魚価が安値で推移したことの影響が大きいものと考えております。 今後は、マダイ、マイカ、ブリなどの回遊魚や岩ガキ、アワビ、サザエ、クロモなどの水揚げに期待しているところであります。 また、
種苗放流
につきましては、アワビは5月中旬に脇本、平沢、女川、双六、
門前地区
などで既に放流を終えており、他の種苗についても適期に放流する予定としております。 次に、観光の状況についてであります。 本年の
ゴールデンウィーク期間
中の主な
観光施設
の
利用者数
は、昨年より休日数が1日増えたこともあり、
日帰り施設
では約10万6千人で、昨年と比較し8.2パーセントの増、また、
男鹿温泉郷
などの
宿泊施設
では約1万1千人で、昨年と比較し1.8パーセントの増となっております。 次に、
商工労政
についてであります。 まず、
市内中小企業
100社を対象に実施した平成20年度下半期の
景気動向調査
によりますと、全国的な
景気後退局面
の影響により、業種全体において、前年同期比で売上高、採算、資金繰りについて減少が続いており、減少幅が幾分緩やかになってきているものの、景況は依然厳しい状況となっております。 今後の見通しにつきましては、景気の先行き不透明な状況は変わらず、需要の停滞に伴う生産量及び
設備投資等
の減少や個人消費の落ち込みなど、厳しい状況が続くものと予想されます。 市といたしましては、引き続き
景気動向
を注視するとともに、
関係機関
と連携を図りながら対応してまいりたいと存じます。 次に、
雇用情勢
についてであります。 下半期の
雇用景気動向調査
とあわせ
雇用状況
の
アンケート調査
を実施した結果では、昨年10月から本年3月までに
雇用調整
を行ったのは12社で、パートを含めた
雇用主都合
による離職者は105人、これに
自己都合離職者
67人を加えますと、離職者は172人となっております。
新規採用者
は小売業を中心に56人となっており、4月以降の
新規採用予定
は小売業・
サービス業
などで64人となっております。 また、
ハローワーク男鹿管内
の4月末現在の労働市場においては、
有効求職者数
が1,545人で、
有効求人倍率
が0.21倍となっており、昨年同期と比較して0.22ポイント減少しております。
新規求人数
では、昨年同期比で7カ月
連続マイナス
となり、
有効求人数
は23カ月連続前年同期を下回っており、依然として厳しい状況が続いております。 また、市内2高校の今春卒業した
本市出身者
の
就職状況
についてでありますが、
就職希望者
は71人で、69人の就職が決定しております。就職者69人のうち、県外が42人、県内が27人で、このうち
市内就職者
は16人となっております。
市内就職者
は前年と比較し1人減少しており、
景気後退
の影響から、市内の
就職環境
は依然として厳しい状況が続いているものと存じます。 このような中、市では、県、
ハローワーク男鹿
、
男鹿雇用開発協会等
と連携を図り、
大量離職者緊急雇用対策会議
を開催し、情報の共有に努め、
相談窓口
を設置して離職者への情報の提供を図るとともに、
雇用対策
として、再
就職緊急支援奨励金制度
、
ふるさと雇用再生臨時対策基金事業
・
緊急雇用創出臨時対策基金事業
などを活用し、
雇用機会
の創出に努めているところであります。 次に、
地域雇用創造推進事業
についてであります。 国では、
雇用情勢
の厳しい地域の
雇用機会
を創出するため、
雇用創造
に自発的に取り組む市町村及び
経済団体等
で構成される
地域雇用創造協議会
が提案した
事業構想
の中から、
雇用創造効果
が高い事業を
当該協議会
に委託するとしております。 本市においては、
男鹿地域雇用創造協議会
を立ち上げ、
事業構想提案書
を申請し、5月8日に
事業構想
が採択されておりますが、
事業実施
のためには、さらに内閣府の
地域再生計画
の認定が条件となっており、6月30日の認定を待っているところであります。 認定された場合、7月から3年間で100人の
雇用創出者数
を目標に「
滞在型観光誘客
による
雇用機会
の創出」を目指して事業を開始し、「
雇用拡大メニュー
」で、
観光企画提案
や効果的な
メディア発信
、
滞在型観光
の先進事例や新
商品開発
、「
人材育成メニュー
」では、
地場商品
売込み
等営業力
のある
人材育成
、
地場商品
を開発する
人材育成
などの
セミナー等
を開催し、事業の推進を図ってまいります。 次に、
株式会社共電秋田男鹿工場
についてであります。 同工場につきましては、5月8日の
市議会臨時会
において、本年4月20日をもって工場を閉鎖した旨の報告をしたところであります。 その後、同社から、工場の再編により
産業用電子顕微鏡
を製造していた秋田市にある
秋田工場
を閉鎖して
男鹿工場
でその生産を行うこととし、6月1日から市内9人、市外10人の従業員19人体制で操業を再開しているとの報告があったものであります。 次に、
防災訓練
についてであります。 本年度は、「
県民防災
の日」にあたる5月26日に角間崎から
松木沢地区
において、地域の皆様や消防団、
航空自衛隊
をはじめ
特別養護老人ホーム和幸苑
など
関係機関
・団体から約700人の参加をいただき、負傷者の
介護避難
、
避難誘導
、土砂崩れの
応急対策
、
バケツリレー
、給水・炊き出しなどの実践的な訓練を実施いたしました。
防災活動
の強化と
防災意識
の高揚に大きな成果を挙げることができ、参加されました皆様に厚くお礼を申し上げます。 次に、
県道関係
についてであります。 まず、
臨港道路生鼻崎線法面崩落箇所
の
復旧工事
については今月18日に発注し、完成は9月末の予定と伺っております。 次に、
県道男鹿半島線
についてでありますが、去る5月22日から船川港増川の増川橋において、上り車線の老朽化に伴う応急補強工事のため片側交互通行を実施しておりましたが、県より本日午後から規制を解除する旨の連絡があり、本工事については今後、予算の確保を図り、年度内の完成を予定していると伺っております。 また、県道男鹿琴丘線の百川工区につきましては、今年度、改良工及び舗装工と遺跡調査を予定しており、災害防除事業については昨年度に引き続き、戸賀・門前間の芦ノ倉沢付近の法面保護工として擁壁の補強と、地すべり対策事業では泉台地区で横ボーリングと排水工を予定していると伺っております。 以上で諸般の報告を終わり、次に
提案理由
のご説明を申し上げます。 まず、議案第54号平成21年度男鹿市
国民健康保険特別会計補正予算
(第1号)の専決処分についてであります。 本議案は、平成20年度男鹿市国民健康保険
特別会計
予算において、国県支出金等の交付金額が保険給付費等を下回って決定されたことから、歳入の不足額について、平成21年度予算から繰上充用を行うことについて専決処分を行ったもので、その承認を求めるものであります。 次に、議案第55号男鹿市
監査委員条例
の一部を改正する条例についてであります。 本議案は、識見を有する者のうちから選任する監査委員について、本年7月1日から非常勤とするため、本条例の一部を改正するものであります。 次に、議案第56号男鹿市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び
費用弁償等
に関する条例等の一部を改正する条例についてであります。 本議案は、識見を有する者のうちから選任する監査委員が非常勤となること及び企業管理者を置かないこととすることに伴い、監査委員の報酬月額を定めるとともに、条文を整理するため、各条例の一部を改正するものであります。 次に、議案第57号男鹿市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例についてであります。 本議案は、平成21年7月1日から平成25年3月31日までの期間、常勤の特別職の職員の給料月額を引き下げるとともに、監査委員が非常勤となること及び企業管理者を置かないこととすることに伴い、本条例の一部を改正するものであります。 次に、議案第58号男鹿市教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例についてであります。 本議案は、平成21年7月1日から平成25年3月31日までの期間、教育長の給料月額を引き下げるため、本条例の一部を改正するものであります。 次に、議案第59号男鹿市
国民健康保険条例
の一部を改正する条例についてであります。 本議案は、健康保険法施行令の改正に伴い、緊急の少子化対策として、被保険者が平成21年10月1日から平成23年3月31日までの間に出産したときに支給する出産育児一時金の額を引き上げるため、本条例の一部を改正するものであります。 次に、議案第60号男鹿市
商工業振興促進条例
の一部を改正する条例についてであります。 本議案は、企業誘致が本市の喫緊の課題であることにかんがみ、優遇制度である奨励措置等の拡充を図るため、本条例の一部を改正するものであります。 次に、議案第61号男鹿市
水道事業
、
ガス事業
及び
簡易ガス事業
の設置等に関する条例の一部を改正する条例についてであります。 本議案は、平成21年7月1日から企業管理者を置かないこととし、地方公営企業法第8条第2項の規定により、私が管理者の権限を行うものとするため、本条例の一部を改正するものであります。 次に、議案第62号字の区域の設置についてであります。 本議案は、秋田県が施行した若美北部地区経営体育成基盤整備事業に伴い、本事業の施行区域内に新たな字の区域を設置するものであります。 次に、議案第63号新船川
保育園建築工事請負契約
の締結についてであります。 本議案は、新船川保育園建築工事請負について、平成21年5月29日に指名競争入札を執行した結果、男鹿市船川港船川字
海岸
通り2号6番地2
株式会社
沢木組 代表取締役 沢木則明氏が1億8千690万円で落札したので、本契約を締結するものであります。 次に、議案第64号財産の取得についてであります。 本議案は、中学校の老朽化したコンピュータを更新し、教育環境を改善するため、中学校教育用コンピュータ購入について、平成21年5月27日に指名競争入札を執行した結果、男鹿市船川港船川字泉台67番地62 有限会社勉強堂 代表取締役 政岡智氏が3千860万8千500円で落札したので、本契約を締結するものであります。 次に、議案第65号平成21年度男鹿市
一般会計補正予算
(第3号)についてであります。 本
補正予算
は、石油貯蔵施設立地対策等交付金事業費、地域活力基盤創造交付金事業費、公営住宅建設事業費、滝川河川改修事業費、
ふるさと雇用再生臨時対策基金事業
費、
緊急雇用創出臨時対策基金事業
費のほか、
地域活性化
・
経済危機対策臨時交付金
事業として、市民文化会館施設改修事業費、都市計画図修正事業費、
観光施設
整備事業費、道路維持事業費、また、
地域活性化
・公共投資臨時交付金事業として、漁村再生交付金事業費、地域水産物供給基盤整備事業費などを措置したもので、歳入歳出それぞれ15億4千660万円を追加し、補正後の予算総額を164億1千380万円とするものであります。 次に、議案第66号平成21年度男鹿市
国民健康保険特別会計補正予算
(第2号)についてであります。 本
補正予算
は、歳入では、国及び県の普通調整交付金の見直し及び前期高齢者交付金等の決定に伴う予算を措置し、歳出では、後期高齢者支援金、老人保健拠出金及び退職者医療交付金返還金の増額並びに被保険者数の減に伴う療養給付費等の減額及び退職被保険者分の増額を措置したもので、歳入歳出それぞれ5千880万3千円を追加し、補正後の予算総額を47億7千7万8千円とするものであります。 次に、議案第67号平成21年度男鹿市
老人保健特別会計補正予算
(第1号)についてであります。 本
補正予算
は、平成20年度の精算に基づく一般会計繰出金等を措置したもので、歳入歳出それぞれ1千515万2千円を追加し、補正後の予算総額を1千883万9千円とするものであります。 次に、議案第68号平成21年度
男鹿みな
と
市民病院事業会計補正予算
(第1号)についてであります。 本
補正予算
は、MRIシステムの更新に係る経費を措置したもので、収益的収支の支出で1千63万4千円の増額、資本的収支の収入で6千805万2千円の増額、支出で7千万円の増額を見込んだものであります。 次に、議案第69号平成21年度男鹿市
上水道事業会計補正予算
(第1号)についてであります。 本
補正予算
は、男鹿配水池築造及び北浦浄水場ろ過設備増補改良の工事費を措置したもので、収益的収支の支出で702万7千円の減額、資本的収支の収入で1億8千860万円の増額、支出で2億円の増額を見込んだものであります。 次に、報告第2号平成20年度男鹿市
一般会計繰越明許費繰越計算書
及び報告第3号平成20年度男鹿市
下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書
についてであります。 本2件は、平成20年度の各会計予算のうち、平成21年度に繰り越した経費について報告するものであります。 次に、報告第4号平成20年度男鹿市
土地開発公社
の決算についてであります。 本報告は、男鹿市
土地開発公社
の平成20年度の決算について報告するものであります。内容としては、収益的収支では、収入1万7千547円、支出307万7千478円で、単年度収支で305万9千931円の純損失となったものであります。 次に、報告第5号平成20年度
株式会社
おが
地域振興公社
の決算についてであります。 本報告は、
株式会社
おが
地域振興公社
の平成20年度決算について報告するものであります。内容としては、事業収益3億1千275万3千721円、事業費用3億517万4千100円で、税引後の当期純利益が555万721円となったものであります。 次に、報告第6号平成21年度
株式会社
おが
地域振興公社
の
事業計画
についてであります。 本報告は、
株式会社
おが
地域振興公社
の平成21年度
事業計画
について報告するものであります。 以上、提出議案の概要についてご説明を申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご可決、ご承認賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(船木茂君) 以上で、本日の議事は終了いたしました。 お諮りいたします。あす13日から6月15日まで、議事の都合により休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と言う者あり) ○議長(船木茂君) ご異議なしと認めます。よって、13日から15日までは休会とし、6月16日午前10時より本会議を再開し、市政に対する一般質問を行うことにいたします。 本日は、これで散会します。どうも御苦労さまでした。
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午前10時55分 散会...
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